カメラ機能の発達したスマートフォンの普及により、写真や動画を撮影する際に専用の機材などがなくても綺麗な映像を撮影できる時代になりました。

そのため、撮影した動画をパソコンへ取り込んでパソコン上で編集・加工しなくても、スマートフォン上で編集・加工を行い、そのままSNSなどでアップロードすることも多くなっています。動画の編集・加工ができるアプリも多々リリースされているため、どのアプリを使用すればよいか迷っている方も多いのではないでしょうか。

今回は、無料で使用できるおすすめの人気動画編集アプリを紹介します。

目次

  1. 動画編集アプリとは
  2. おすすめの無料動画編集アプリ12選
    1. VivaVideo(ビバビデオ)
    2. VITA(ビータ)
    3. InShot(インショット)
    4. Quik(クイック)
    5. キネマスター
    6. VideoShow(ビデオショウ)
    7. Splice(スプライス)
    8. iMovie(アイムービー)
    9. Magisto(マジスト)
    10. Clips(クリップス)
    11. PowerDirector(パワーディレクター)
    12. Adobe Premiere Rush(アドビプレミアラッシュ)
  3. 使いやすい動画編集アプリを探そう

動画編集アプリとは

今や、ビデオカメラを持っていなくてもスマートフォンひとつで動画撮影ができる時代です。SNSでも簡単に動画の投稿ができることから、情報量が多くユーザーの目を引きつけやすい動画をマーケティングに活用する例も増えてきています。

WebサイトやSNSに動画を使う場合、不要な映像を部分をカットしたり、音楽を入れたり、テロップを入れたりと、様々な動画編集が必要となります。以前は「動画編集をしたい」と思ってもパソコンや専門知識が必要で、なかなか初心者が動画編集するのは難しかったですが、今ではパソコンがなくてもスマートフォンの動画編集アプリを使えば誰でもハイクオリティな動画が作れるようになりました。

動画編集アプリには、有料のものもあれば無料のものもあります。それぞれ使える機能やもともと入っているテンプレートなどに違いがあるので、一度ダウンロードして試してから、ベストなものを選ぶと良いでしょう。

動画編集が無料でできるおすすめアプリ

1.VivaVideo(ビバビデオ)

VivaVideo
出典:VivaVideo

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VivaVideoも、iPhone・Android端末ともに使用できる動画編集アプリです。

おしゃれな正方形動画の撮影や「自撮り」をする際に便利な13種類の美顔フィルター・5段階の美顔レベルの設定機能が搭載されています。自撮り動画を撮影する機会の多い方向けの動画編集アプリと言えるでしょう。

さらに、こちらのアプリの「写真ムービー」機能では、すでに撮影してスマートフォン上に保存されている静止写真を複数枚使用して1つの動画に仕上げることも可能です。写真ムービー機能を使用すれば、動画の撮影に自信のない方でも、静止画を利用した動画を簡単に制作できます。

加えて、コラージュ機能で動画の中に別の動画を埋め込む、フィルターをつけた状態で動画を撮影するなどの機能も搭載されています。無料ながらも、凝った動画編集ができるアプリです。

2.VITA(ビータ)

vita.jpg
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写真加工アプリ「SNOW(スノウ)」を提供している会社の動画編集アプリです。SNOWと同様に、多才なエフェクトや可愛らしいステッカーが用意されていて、楽しみながら様々な動画の作成ができます。YouTuberが使用するようなフォントもたくさん用意されていて、テキスト入れもお手の物。

YouTubeやTikTok用の動画作成がしやすい編集アプリです。

3.InShot(インショット)

InShot.png
出典:InShot

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InShotは、iPhone・Android端末ともに使用できる動画編集アプリです。高度な機能は搭載されていないシンプルなアプリですので、誰でもすぐに使いこなせます。

InShotはの特徴として、Instagramとの親和性が非常に高い点が挙げられます。画像編集機能も搭載されているので、画像用と動画用と編集アプリを使い分ける必要がありません。正方形の画像・動画編集が可能で、編集後はアプリ内でそのままInstagramへ投稿でき、アプリをまたぐ手間を省けるのもメリットです。

加えて、豊富なステッカーを活用すれば、個性的な動画の制作も可能となります。Instagramへ動画を投稿する機会の多い方は、ぜひ使用してみてください。

4.Quik(クイック)

Quik.png
出典:Quik

Quikも、iPhone・Android端末ともに使用できる動画編集アプリ。特筆すべきポイントは、カメラのブランドとして有名なGoProが提供しているアプリである点です。自動で動画を分析し、トランジョンとエフェクト、音楽を加えた動画を作成してくれます。

Quikを使えば、ほぼ全自動で動画編集ができるため、「動画編集に時間はかけられないけれども、クオリティの高いものを制作したい」という方に向いている動画編集アプリです。動画編集スキルがなくても心配なく使用できますので、動画編集初心者の方は一度試してみてはいかがでしょうか。

5.キネマスター

kinema.jpg
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好きな動画や画像を当てはめるだけで、誰でも動画の編集ができるアプリです。

キネマスター の特徴は、利用できるスタンプやエフェクトが多いこと。UIがわかりやすく、初心者でも簡単に更新できます。動画編集をしたことがない方にオススメな編集アプリです。

6.VideoShow(ビデオショウ)

VideoShow.png
出典:VideoShow

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VideoShowは、iPhone・Android端末ともに対応している無料の動画編集アプリです。

おすすめのポイントは、BGMを活用した動画編集ができる点。すでに撮影した動画にBGMを入れることができるのはもちろんですが、BGMを先に選択して音に合わせた動画の撮影も可能です。BGMは、自身のスマートフォン内に保存されている音楽と、アプリ内で無料提供されている音楽から選択できます。

アプリが提供しているBGMは細かくカテゴリ分けされているので、撮影シーンに合わせて好みのBGMをダウンロードして使用してください。編集した動画は、スマートフォン上に保存できるほか、そのままFacebookやInstagram、YouTube、LINEに共有もできます。

なお、無料版を使用して編集した動画には「Videoshow」のロゴが表示されます。ロゴを消したい場合は、有料版をインストールする必要がありますので注意してください。

7.Splice(スプライス)

Splice.png
出典:Splice

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Spliceは、iPhoneでのみ使用可能な動画編集アプリです。先に紹介した「Quik」と同様に、カメラブランドのGoProが提供しています。

「Quik」との違いは、より豊富な編集機能が搭載されている点。Spliceには、ワイプやスロー再生などの特殊効果や、無料で使用できるBGM、BGMの長さや音量の調節機能などの機能が備わっており、撮影した動画を細かく編集して仕上げたい方向きのアプリと言えます。

またSpliceは、FacebookやGoogleドライブなどに保存している動画をダウンロードして編集も可能です。例えばプロモーション動画を作成する際に、チームで素材を共有して編集する、ということもできます。

「Quik」で動画編集に少し慣れたら「Splice」でより細かい編集を行う、という使用方法がオススメです。

8.iMovie(アイムービー)

iMovie.png
出典:iMovie

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iMovieは、iPhoneの純正の無料動画編集アプリ。純正アプリのため、iPhoneやiPadには標準搭載されています。編集モードはビデオ・写真・音楽を組み合わせてオリジナル動画の制作ができる「ムービー」とテンプレートを使用して映画の予告編のような動画が作成できる「予告編」の2つがあります。

特に予告編モードは写真を選びテキストを入力するだけで、誰でも凝った映像が制作できるモードです。「複雑なアプリは使いこなす自信はない…」という方におすすめです。

9.Magisto(マジスト)

Magisto.png
出典:Magisto

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Magistoは、iPhone・Android端末ともに使用できる動画編集アプリ。非常に簡単な操作でプロが加工したような動画に仕上がりますので、動画編集の初心者の方におすすめです。

動画をアプリに読み込ませたら、11種類提供されているテーマの中から使用したいものとBGMを選択すれば全自動で動画編集が行われます。動画編集が終了するとメールで通知されますので、編集中にほかのアプリを起動していても構いません。

なお、無料版の場合、制作できる動画の長さは1分15秒までです。それ以上の長さの動画を作成したい場合は、プレミアム会員への切り替えが必要となります。

10.Clips(クリップス)

Clips.png
出典:Clips

App Store

Clipsは、iPhoneのみで使用できる動画編集アプリです。Appleが2017年4月より提供しているアプリで、同様にAppleからリリースされているiMoveよりもモバイルとの親和性が高くなっています。

特徴は、動画撮影時に同時に録音した声を字幕として反映できること。動画編集時に一つずつ字幕を入れる手間が省けるため、短い時間で字幕入り動画が完成します。字幕機能を使用する際は、後から編集ができないので、なるべく短い台詞を録音するのがオススメです。

なお、声を録音していない場合やアプリが認識できなかった場合は、字幕は生成されません。

11.PowerDirector(パワーディレクター)

PowerDirector.png
出典:PowerDirector

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動画編集ソフトとして有名な「PowerDirector」の、モバイル版として提供されているアプリです。

動画編集で必要な機能は基本的にすべて搭載されており、パソコンで行う動画編集とほぼ同レベルのクオリティで動画編集が可能です。なお、無料版の場合は動画の右下に「PowerDirector」のロゴが表示されます。非表示にしたい場合は、有料版をインストールする必要がありますので注意してください。

非常に本格的な編集アプリですので、動画編集に慣れている方にオススメです。スマートフォンでも細かく作り込んだ動画編集をしたい場合は、PowerDirectorを試してみましょう。

12.Adobe Premiere Rush(アドビプレミアラッシュ)

Adobe Premiere Rush.png
出典:Adobe Premiere Rush

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Adobeが提供している動画編集アプリ。動画のエクスポートが3回以下は無料、それ以上は有償利用となります。ビデオの分割やトランジションの追加、編集、テロップ入れ、BGM選択やボイスオーバーの録音など、動画編集に必要な機能が全て揃ったハイクオリティな動画編集ソフトです。

また、編集した動画をアプリから直接Instagram、Facebook、YouTubeなどのSNSへ投稿できます。直接投稿だけではなく、予約投稿もできるため、SNSで動画を投稿したい担当者にとっても便利なアプリです。

使いやすい動画編集アプリを探そう

今回紹介した動画編集アプリは、すべて基本無料で使用できます。アプリごとに機能や使い方は異なりますので、一度ダウンロードして、「自分にとって使いやすいか」「動画編集に必要な機能は備わっているのか」を確認してみましょう。

パソコンと違い、いつでもどこでも動画編集ができるのは、スマートフォンアプリのメリットです。ぜひ使いこなして、SNS投稿などに活用してください。

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